この記事ではシリーズ『私のおすすめ映画』と題し、私がオススメするお気に入りの映画やドラマといった作品を紹介していきいます。

記念すべき第1回目の作品は2011年公開の映画
『New Year’s Eve( ニューイヤーズ・イブ)』です!
『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル監督と、2010年の映画『バレンタインデー』のスタッフ陣による群像ラブストーリーとなっています。
一年に一度誰もが生まれ変わることができ、やり残したことがある人にも奇跡が起こせる最後の日。そんなニューイヤーズ・イブに訪れた感動の物語です。


『ニューイヤーズ・イブ』について
『ニューイヤーズ・イブ』は2011年12月23日に公開された映画です。
そもそもニューイヤーズ・イブとは日本でいう大晦日のこと。舞台となるニューヨークのタイムズスクエアでは毎年カウントダウンイベントが行われます。
中でも目玉となるのが巨大な『タイムズスクエア・ボール』。60秒のカウントダウンとともに、クリスタルで飾られたそれを落下させるボールドロップで盛大に新年を祝います。
そんなニューヨークの人々にとって特別な大晦日の一日にスポット当てた作品となっています。



実際にこのカウントダウンイベント中に撮影を行ったことでも話題となりました!
あらすじ
一年で最も煌びやかになる街、大晦日のニューヨーク。行きかう人々の頭の中は、今宵の年越しのカウントダウンを、誰とどこで迎えるかでいっぱいだ。
warnerbros.co.jp
妹の結婚式に仲間とのパーティに、楽しい予定が詰まっているのに、心ここにあらずの男。去年の大晦日に出会った女性が忘れられないのだ。男が彼女と交わした、ある約束とは?
偶然の再会を果たす、かつて恋人同士だった男女。別れたおかげで仕事に大成功を収めた二人の本当の気持ちとは?
死期の迫った孤独な老人。頑固な彼が秘かに思い出すのは、娘と迎えた幸せな大晦日。いったい父と娘に何があったのか―?
ここに登場するのは、いつの間にか人との絆を失ってしまった者たち。彼らは一年の最後の日に、その大切さに気付き、なんとか絆を取り戻そうと奔走する。人間関係に、どこか不器用な人々が、素直になって心を開いて、懸命に想いを伝えようとする姿に、誰もが胸を揺さぶられずにはいられない。
キャスト





豪華すぎるキャストにも注目!
特定の主役がいないこの作品は、複数のストーリーが同時進行するため多数の主役級キャストが名を連ねているのが特徴です。
キャスト・登場人物
- キム
-
サラ・ジェシカ・パーカー
- ポール
-
ザック・エフロン
- ローラ
-
キャサリン・ハイグル
- サム
-
ジョシュ・デュアメル
- スタン
-
ロバート・デ・ニーロ
- イングリッド
-
ミシェル・ファイファー
- エイミー
-
ハル・ベリー
- クレア
-
ヒラリー・スワンク
- ランディ
-
アシュトン・カッチャー
- テス
-
ジェシカ・ビール
- ジェンセン
-
ジョン・ボン・ジョヴィ
- コミンスキー
-
ヘクター・エリゾンド
- ヘイリー
-
アビゲイル・ブレスリン
- グリフィン
-
セス・マイヤーズ
- エリーズ
-
リー・ミシェル
- ジェームズ
-
ティル・シュヴァイガー
- ブレンダン
-
リス・“リュダクリス”・ブリッジス
- エヴァ
-
ソフィア・ベルガラ
それぞれのストーリーは独立しているものの、キャラクター同士でところどころ繋がっていたりしてるのも面白いです。
【見どころ1】8組の男女が巻き起こす奇跡のストーリー
『ニューイヤーズ・イブ』と言えば、ニューヨークの大晦日という特別な一日を基準に8組の男女が繰り広げる様々な出来事が見どころです。



それでは8組の男女それぞれのストーリーをかいつまんで紹介します!
※ネタバレ注意!
成功へ導く!ボール・ドロップの舞台裏


タイムズスクエア協会の副会長でカウントダウンイベントの責任者であるクレア(ヒラリー・スワンク)は、『ボール・ドロップ』を成功へ導くために奮闘します。
指揮者としては致命的な高所恐怖症やトラブルにも懸命に立ち向かい着々と準備を進めますが、彼女にはもうひとつ気がかりな事があるようです……。
そしてそんな不安でいっぱいな彼女をそばで見守る友人でNY市警のブレンダン(リュダクリス)や、電気技師コミンスキー(ヘクター・エリゾンド)がサポートし支えていきます。



実際ボール・ドロップ舞台裏では様々な奮闘があるんでしょうね!
目標を叶えるためにニューヨークの街を奔走!


人生上手くいかない冴えないレコード会社秘書のイングリッド(ミシェル・ファイファー)。そんな彼女は“今年”やりたいことをまとめた『目標リスト』を書き溜めているものの、「来年で良いわ」と諦めモード。
一方彼女へ封書を届けにきたメッセンジャーのポール(ザック・エフロン)は、その中に入った今夜開かれる仮面パーティーのチケットに興味津々です。
そんなとき積もり積もった不満が爆発し半ば強引に仕事を辞めたイングリッドは、ポールに新年の目標リストを達成するためのサポートを頼みます。
「今日中に全部達成できたら、仮面パーティーのチケットを譲る」という誘いに乗って、ニューヨークの街を2人で奔走するのでした。



ポジティブ全開でお調子者のポール演じるザック・エフロンも見もの!
賞金欲しさに出産を競う2組の夫婦


事の発端は新年最初に生まれた赤ちゃんに2万5000ドルの賞金が与えられるという話から…。



日本円で約270万!さすがにフィクション。
妊婦テス(ジェシカ・ビール)と夫グリフィン(セス・マイヤーズ)のバーン夫妻は、病院の待合室にいた妊婦グレース(サラ・ポールソン)から賞金の話を耳にします。
グレースの夫ジェームズ(ティル・シュヴァイガー)はバーン夫妻にライバル心を燃やし、乗せられるようにバーン夫妻も陣痛を早められないかと早期出産を目論みます。
果たして新年を迎え賞金を手にするのは……?
偶然のトラブルで出会った漫画家とシンガー


祝い事が大嫌いな漫画家のランディ(アシュトン・カッチャー)と、カウントダウンイベントのステージに立つ予定のシンガー、エリーズ(リア・ミシェル)。
偶然居合わせた2人はアパートのエレベーターに閉じ込められてしまいます。いたって冷静な暇人ランディと、このままでは大事なステージに遅れてしまうエリーズ。
まるで正反対の2人ですが、再びエレベーターが動き出すまでのひと時で次第に歩み寄るのでした……。
1年前に出会った忘れられない女性


妹の結婚式やパーティーでのスピーチなど大忙しのサム(ジョシュ・デュアメル)。
そんな彼には一年前の大晦日の夜に出会った忘れられない女性がいました。そしてその女性は「私を覚えていたら、またニューイヤーズ・イブに同じ場所に来て」という意味深なメッセージを残しています。
「一年も前の話」と割り切っているようで煮え切らない彼が最後に出した決断は!?トラブルに見舞われながらも結婚式のあった街からパーティー会場、そして約束の地ニューヨークへと向かいます。



気づいていると思いますがポスターのショットはこのストーリーのもの。ロマンチックですね~
大晦日に偶然再会した元カップル


音楽会社主催のパーティーのケータリングを任されたシェフのローラ(キャサリン・ハイグル)と、そのパーティでステージに立つミュージシャンのジェンセン(ジョン・ボン・ジョヴィ)。
実は元恋人同士の2人ですが、いい別れ方をしていないためか再会するも嫌悪感が半端ないローラ。再開一発目で猛烈ビンタを喰らわせます。
一方のジェンセンはまだ彼女への思いが残っているようで、謝罪を重ね再び彼女を取り戻そうと奔走しますが……。



ローラの右腕である副料理長のエヴァ(ソフィア・ベルガラ)のセリフややりとりも面白い!
大晦日の夜を巡り思春期の娘 VS 過保護なママ


ボーイフレンドと大晦日の夜に落ち合う約束をした15歳の少女ヘイリー(アビゲイル・ブレスリン)。しかし彼女は過保護な母親の承諾を得られるか気がかりです。
一方、母親のキム(サラ・ジェシカ・パーカー)は舞台の衣裳係り。何かの機会にと作った素敵なドレスがあるものの、去年は元夫の家で過ごした娘のヘイリーと過ごせるとあって大晦日の夜を楽しみにしています。
ヘイリーは「クラスの男の子と新年を祝いたいの!」と、キムに懇願するものの案の定深夜の外出に猛反対を受けます。



15歳て考えるとそらそーだ!って思いますけどねwwでもこそこそするより素直で可愛い。
しかし年明けと同時にキスを交わすというのも恒例となっており、年頃のヘイリーは彼のニューイヤーズ・キスを「誰にも奪われたくない!」という熱い思いがあるわけです。
母娘のどちらの気持ちもわかるけど……果たしてボーイフレンドの唇は誰のものに!
死期の迫った孤独な老人とそれを見守る看護師


末期癌で年が越せるかどうかも分からない状態のスタン・ハリス(ロバート・デ・ニーロ)。彼の最後の願いは病院の屋上から、昔娘と一緒に見たタイムズスクエアのボール・ドロップを見ることです。
しかし医者からはその願いを断られてしまいます。そんな最後の夢も絶たれ看取る家族もいない彼を、看護師のエイミー(ハル・ベリー)が見守ります。



このストーリーは何度見ても泣ける。そしてハル・ベリーの顔が相変わらず小さくて可愛い。
【見どころ2】心に残るクレアの名言スピーチ
この作品のポイントとなるのが先ほどご紹介したカウントダウンイベントの責任者クレア(ヒラリー・スワンク)が国民へ向けてアナウンスするシーン。
切っ掛けはトラブルによる現状報告のためですが、このスピーチが物語の折り返し地点でそれぞれの物語を奇跡へと導いていくキーポイントとなります。
以下ネタバレ注意!
——(トラブルが発生しましたが)これは「新年を祝う前に一度立ち止まり、過ぎた年を振り返れ!」というメッセージではないでしょうか?
思い出しましょう。成功も失敗も、守れた誓いと破った誓い、カラを破って冒険したこと、傷つくのが怖くて閉じこもったこと。
新しい年はあなたにチャンスをくれます。過ちを許し、もっと努力し、もっと与え、愛するチャンスを。先のことを恐れるのではなく未来を楽しむのです。
0時にボールが落ちるとき、優しさを思い出しましょう。思いやりを今夜だけでなく1年間ずっと……。



心に残る素敵な言葉。ここからクライマックスへと動いていきます!
挿入曲にも注目!ボンジョビの歌声にうっとり


『ニューイヤーズ・イブ』では作中に流れる曲も素晴らしいです。
とくにボンジョビと『glee(グリー)』でお馴染みのリア・ミシェルが、John Hiattの『Have A Little Faith In Me』を歌うシーンは見どころの一つ。
「僕を信じて」という熱いメッセージにぐっときてしまいます。



この曲でもうボンジョビの虜!
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まとめ
日本だとコタツでみかん食べて紅白とか見て、家族団らんでいつの間にか年明けっていうイメージですが。(古いかな?)こういったすごくハッピーな年明けも良いなって思います。
映画が公開した2011年は震災があった辛い年でしたが、年末にこんな素敵な映画に巡り会い私にとっては今でも思い入れのある作品となりました。



映画館で観て、レンタルで観て、Blu-rayで観て、動画配信サイトからダウンロードしても観てる。年末とかも関係なし!
いかがでしたでしょうか?カウントダウンの瞬間は涙なしには観られませんよ!エンディングも面白いので是非!
出典:warnerbros.co.jp

