私が経験した精神疾患による抑うつの症状と3つの対処法!

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こんにちは、ぽんこつ(@timeflies_bs)です。

私は双極性障害になってから定期的にやって来る『抑うつ』と闘っています。

病気ではなくてもこの社会で生きていれば辛く落ち込むことだってありますよね。皆さんいろいろな形でそれを払い退け、乗り越えていることと思います。

しかし精神疾患がある方にとっては一筋縄ではいかないのが現実です。今回は同じ症状に悩んでいる方へ、私の経験を基にしたその症状や対処法を紹介します。

もしかしたら病気かも?と疑っている方にも参考にしていただければ幸いです。

目次

抑うつの原因はいろいろ

気分が落ち込みやる気が出ない——。

そんな抑うつを招く原因には様々な理由が考えられます。

一般的な理由
  • 大切な人を失うなど悲しい出来事
  • 職場・家庭・学校など環境によるストレス
  • 友人関係や恋愛での悩み
  • 何らかの病による精神的な不安

普通に生活していれば誰しもが悲しい出来事を経験し、悩み落ち込むことはあります。

そんな時には気を許せる相手に相談したり自分なりのストレス発散方法を試したりと、なんらかの気晴らしにより回復するか時間と共に癒えていくのではないでしょうか。

しかし精神疾患の場合はそう簡単にはいかないのが現実です。

精神疾患の場合の抑うつとは?

はじめにお話ししたように私には双極性障害の持病があります。気分障害とも呼ばれ気分が上がったり下がったりを繰り返すものです。

自分の意思とは関係なく躁状態がこれば鬱状態が必ずくるのです。

私のように精神疾患が原因で引き起こされる抑うつとはどんなものなのか、私が経験したいくつかの例をあげたいと思います。

明確な理由があったり無かったり

鬱病や双極性障害による抑うつ状態には明確な理由があったり、なかったりします。

双極性障害の場合は躁状態がくればそれが必ず抑うつを招くので理由がそれだと言えばそうなのですが、気分が落ち込むような出来事があったかと言われればないこともあるのです。

そういった時はひたすら辛い現状に耐える事しかできません。

また些細な喧嘩や仕事での小さなミスなど、そこまで思いつめることでもないようなことが引き金になり抑うつ状態を招くこともあります。

例えば歩いていて躓いただけで「私はまともに歩くことさえできない」と落ち込むこともありました。

後から冷静になって考えると意外とどうでも良い事が多く、何故こんなことで落ち込んでいるんだろう?と思うことも沢山あるのです。

自力で回復するのは難しい

多くの方は抑うつから抜け出すためになんらかの方法でストレスを発散したり、時間の経過と共に自然とそれを手放すことができると思います。

ときには傷ついた事実がトラウマという形で残ってしまう場合もありますが、たいていは引きずりながらも生きるために一生懸命前を向いていきます。

人には思い出したくない事のひとつやふたつあるもので、ある意味みんな過去を背負って生きていますからね。

しかし精神疾患が原因にある場合は自力でコントロールすることが難しく、我慢をしすぎて悪化したり結局は病院へ行って投薬治療などをしなければ精神が安定しないことが多いのです。

周囲からの理解が得られにくい

私はもともとプライドが高いため人に相談事をしないタイプで、もちろん病気を理由に弱音を吐くことも嫌でした。

しかしこの病をきっかけに、ただ一人だけ信頼できる友人に思い切って胸の内を話したのです。しかし案の定友人には「辛いのは皆んな一緒だからね〜」とあしらわれてしまいました。

そう言われるのが怖いなとは思っていましたがいざ言われると大いに傷つきますし、優しい言葉を少しでも期待した自分がバカらしく打ち明けたことをとても後悔しました。

もともと友達にはよく相談されるタイプで聞き役に徹していたので、私が相談することは許されないのかとショックでしたし、それから友人とは自然と距離を置くように。

私だって好きで相談を聞いていたわけではないけれど、一緒に考えたり適当にあしらったことなんてなかったのに…。

でも自分がそうだからと価値観を押し付けるものよくないですし、「そんなもんだよな」と自分に言い聞かせこれ以上落ち込まないようにするほうが大変でした。

精神疾患の人だってみんなが苦労しながら生きていることぐらい十二分に理解しています。友人がいい例ですが、このような対応は絶対にしないでください。

私が経験した抑うつの症状

双極性障害を患う私の抑うつは、急に表れて長く居座ることもあれば突然消え去ることもある気分屋です。

躁状態から数日から数週間で切り替わり、そこからだいたい3ヶ月から半年くらいは抑うつ状態が続きました。安定した周期ではなく突然どん底に突き落とされるのです。

それではその抑うつ状態に切り替わるとどうなるのか、いくつか例をあげてみましょう。

  1. なにもやる気が起きない
    基本的に無気力です。仕事はもちろん、集中して何か作業をするということが難しくなります。
  2. 底知れぬ不安や悲しみに襲われる
    理由なき抑うつはひたすら不安や悲しみを与えます。それは解決の目処がなく底知れぬ苦痛です。
  3. 外出は無理、誰とも会いたくない
    そもそも外出できる状態ではなく、誰とも顔を合わせたくなくなります。
  4. 夜は眠れないし、朝は起き上がれない
    夜は薬がないと寝付けず、朝は来て欲しくないと思うほど辛い

抑うつに対処するためのヒント

精神疾患による抑うつ状態には、それと向き合う力や周りの理解も大切です。誰にも理解されずに一人で苦しむのは本当に辛いこと。

その場しのぎかもしれませんが、私がオススメする対処法をご紹介します。

誰かに相談したり理解者を見つける

私の友人は残念なパターンだったものの、中には理解してくれる人もいます。私の場合は職場の上司や、仕事関係で知り合った方。

前者は同じ精神疾患を患っていた女性上司で、同じ苦しみを経験しているからこその理解がありました。

なぜ打ち明けたかというと私は定期的に心療内科への通院が必要だったため、病院の予約時間の関係で遅れて出勤する日があり毎回理由を探すのは面倒だったためです。

嫌な顔をされるかなと思ったのですが、意外にも理解があったのでよかったです。

後者はとても優しい方で実際には病気のことが分からずとも、そのような相手に対しての向き合い方が上手な方だったんだと思います。

なにを言うわけでもなく親身に話を聞いていただいて、ご迷惑をおかけしたなと思うほどです。

このようにめちゃくちゃ心が広い優しい人って絶対にいるんです!

「この人はどうかなぁ〜?」と顔色を若干うかがう必要もありますが、話すことでスッキリしたり前向きになれたりするので思い切って相談してみるのも良いと思います。

ただし優しくされると寄り添ってもらいたいと思う欲求が強くなるので、相手に対して依存しすぎないように注意しましょう。

無理せず休息を、頑張らなくて良いのです。

社会人になりそれなりの責任や立場を担う方にとっては、自由に休暇を取れないのが現実。せっかくの有給もなかなか消化できない世の中です。

私もそうやって有給を消化せず、むしろ休日出勤や誰かの穴埋めで出勤するなど常にフル稼働していました。

しかしこれでは抑うつが余計に悪化するだけでなく、さらなる病の原因にもなりかねません。思い切って上司に相談しまとまった休暇をとってゆっくり休みましょう。

これが出来たら苦労しないんですけどね…。

でも私は休みも寝る時間も少なく睡眠不足からの体調不良も併発していましたから、そうなると本当に辛いですよ。限界が来てからでは遅いと思っています。

病を疑ったら迷わず病院へ

私の場合は発症してずいぶん月日が経ってから病院へ行ったため、症状も悪化し最終手段としてすがった形です。

最初は敷居が高くてなかなか足が向かなかったものの、もっと早く行っていれば良かったと思います。

実際には想像と違う病が潜んでいたなんて事もあるかもしれませんし、なにより肩の荷が降りてスッキリすることは間違いありません。

少なくともどうしたらいいのか分からなかった状態からは一歩前進です。

またもともと飲んでいた薬の副作用などが抑うつ症状を招くこともあるそうなので、思い当たる方は主治医の先生への相談もオススメします。

精神疾患の場合は病院や先生との相性もありますので、出来るだけしっかりと下調べをしてから行くことをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか??精神疾患の場合は理解されにくい分、ひたすら自分との闘いが続きます。

少しでも理解を求めて声をあげることや、たまにはゆっくりリラックスした時間を過ごすことも大切です。

私は調子に乗って症状を悪化させてしまい休むことの大切さを知りましたし、今まで聞き手に回りすぎて自分のことを話してこなかったけれど、人に話すことでスッキリするものだなと言うことも学びました。

ぽんこつ

不器用な人間はこうやって成長するんです。

皆さんの心も少しでも休まりますように、私も引き続き肩の力を抜いて生きていきたいと思います。

記事の内容は主観を含む場合がありますので、全ての方に当てはまるものでは無い事をご理解ください。また情報は掲載当初のものであり内容に誤りがある場合があります。

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