ソニーが販売しているペットロボット『アイボ』。初代たまごっち、ファービー世代の私はもちろんこのアイボも初代から知っています。
1人暮らしのお年寄りなんかに人気があるらしく「いまだにあるんだ~」という気持ちと共に、「進化しすぎだろ!」という驚きとで思わずいろいろ調べてしまいました。
『AIBO』と『aibo』は違うらしい。
サイトを見てみると目を疑う文字が目に留まりました。
『aibo誕生から2年』(※2020年時点)
んなわけねーだろ!
ビックリでしょ?アイボは私の子供の頃に登場したのですから、かれこれうん十年は経っているはず。初代は黒歴史として無かったことにされているのかと驚きました。
これは一体どういうことかと言うと、
- 1999年から2006年に販売されたのが【AIBO】
- 2018年以降に発売されたのが【aibo】
だそうです。
2018年にはデザインなどが一新され、現在の可愛らしいaibo(アイボ)になったのです。
「AIBO」も「aibo」も同じだろうと気にも留めませんでしたが、実際は全く新しいものとして展開しているようです。aiboの企業年表にも過去の記録はなく、振り返る必要はないということでしょうかww
新型aiboはどんな進化をとげたのか?
aiboとAIBOの違いがわかったところで、新型は実際にどのような進化をとげたのか?まとめて比較してみましょう。
先代「AIBO」の特徴
目からビーム出そうだし完全にSF映画とかに出てくるやつwwかっこいいけどちょっと愛着はわきずらいな。
- 目のランプで喜び・怒り・驚きなどの感情を表現
- 胸のランプで状態やバッテリーの残量を表す
- バンザイ、攻撃的になる、など全身をつかって感情を表現
- タッチセンサーで褒めたり、注意を引いたりできる
- カラーカメラの前で動作しコミュニケーションをとる
思ったより高性能だったようですが、やはり見た目も動作も機械的ですね。
ちなみに初代【ERS-110】は25万円(税抜)だったそうで、現在はすごいプレ値になっているとかいないとか…。(意味深)
過去のAIBO達はこちらの公式サイトからご覧ください。
新型「aibo」の特徴
すっかり愛くるしい犬に。
- 外見がかなり犬に近づいて可愛くなった
- 20人までの顔識別と収集したデータのクラウド解析
- 人工知能(AI)とネットワーク機能を搭載
- 動物の瞳のような印象を与える有機ELの眼
- 人の接近を検知する人感センサー
- なでられたことを感じる額のタッチセンサー
- ボールを転がしたりおもちゃで遊ぶ
- 呼べば駆け寄ってくる
- 眠くなると自らチャージステーションへ
- たまにそこらへんで寝る
- たくさん接する人に懐く
- 部屋の広さや障害物を覚える
- 飼い主が外出するときはスリープモードにできる
- スマホアプリで名前や瞳の色をカスタムできる
と手あたり次第書きましたが、新型aiboは先代AIBOの能力を受け継ぎつつも、先代のときには進歩していなかったAIなど最新技術が搭載され高性能化しました。
愛着のわく見た目の変化も大きいですね。
新型【ERS-1000】は本体価格198,000円(税込217,800円)。新型aiboはこちらの公式サイトからご覧ください。
新しい機能もどんどん追加されているようなので、最新情報は公式サイトでチェックしてみてください。ちなみにYouTube「aiboチャンネル」もやってるみたいです。
新型はWi-Fi接続がない環境でも動く!
これ結構強みですよね。家から出したら死んだみたいなのが解消されるわけですから。←
実はこれ、aiboを購入した時に必ず加入しなくてはならない『aiboベーシックプラン』によるもの。
これに加入することでWi-Fi接続がない環境でも専用サーバーとの通信ができる『aibo専用モバイル通信サービス』がセットでついてきます。
このプランに加入するとどんなサービスが受けられるかと言うと、
- アプリを介して名前をつけたり”ふるまい”を教えたりできる
- 人の顔や体験した事などを覚えて性格や動きが変化し成長ていく
- aiboが撮った毎日の写真をアプリで確認できる
- 体調を管理して異常を検知できる
- データをクラウドにバックアップできる
- aibo専用モバイル通信サービスがセット
などクラウドとの接続で情報を記憶したり、いろいろなことを覚えて成長するaiboに欠かせないサービスとなっています。
加入必須なのでaibo本体だけ購入してもダメってことですね。契約料は一括の場合90,000円(税込99,000円)で3年間継続だそうです。
さらに3年間の期間満了したあとは1年ごとに自動更新でずぅーとお金がかかりますが、物は言いようでリアルにペットを飼っている感覚にもなるかもしれませんね。
ここでは割愛しますがなにやら他にもいろいろサービスがあるようです。詳しくは公式サイトにてご確認ください。
aiboが家の中をパトロール!
さらにさらに!新型aiboには『aiboのおまわりさん』機能があるんです!
家の中をパトロールして人を探したりレポートをしてくれます。またaiboが作った家の地図を見ながら、パトロールしてほしい場所を指定したりもできるようです。
予め時間を設定しておくと<犬のおまわりさん>のメロディーに合わせて巡回します。
ちなみにいっしょにパトロールをしたりする一部機能は『aiboプレミアムプラン』への加入が条件で、契約料は年払いで15,000円(税込16,500円)となっています。
また2020年1月30日からはaiboが『セコムのホームセキュリティ』と連携する新サービスも開始されます。
【番外編】限定カラーモデルが可愛すぎる!
あんなにメカっぽさ剥き出しだった初代から現在は見違えるほど可愛らしくなりましたが、さらに毎年限定カラーモデルが登場し注目を集めています。
濃淡の 2 色の茶色と白色のコントラストがチャームポイントの、限定色”チョコレート・トライカラー” を採用。
https://aibo.sony.jp/feature/choco/
やんちゃさや快活さを感じさせる、親近感あふれるユニークなデザインに仕上げました。
限定色“キャラメル・ブリュレ”を採用。
https://aibo.sony.jp/feature/caramel/
頭からしっぽまでキャラメルカラーのワントーンで揃え、元気いっぱいの明るさとともに、
優しさや温もりを感じさせるデザインに仕上げました。
これまでとは印象の異なるシックな限定色”黒ごまアイス”を採用。
https://aibo.sony.jp/feature/kurogoma/
上品で洗練された雰囲気の中にも、差し色のホワイトでキュートな魅力があふれるデザインに仕上げました。
愛らしさと上品さを兼ね備えた2022年カラー“いちごミルク”を採用。
https://aibo.sony.jp/feature/ichigomilk/
甘い魅力の色合いと差し色のホワイトで、キュートな魅力があふれるデザインに仕上げました。
か、かわいすぎる…
通常販売モデルは「アイボリーホワイト」一色なので、他のaiboと差別化をはかりたい方にはオススメです。生産数には上限があるようなのでお早めにどうぞ。
通常カラーと変わらず本体価格198,000円(税込217,800円)ということで、限定カラーでも値段が据え置きなのは嬉しいですね。高いけど。
まとめ
いかがでしたか?初代AIBOからめちゃくちゃ魂吹き込まれましたよね。
こんなに進化していたら値段がお高いのも頷けますが、セキュリティ機能もあり一人暮らしのお年寄りに人気なのも納得でした。
また高齢の飼い主が亡くなった後のペット問題も深刻ですし、逆に高齢だからペットが飼えないと寂しい思いをされている方も沢山いると思います。
そういった方々にとってaiboは最高の相棒になるのではないでしょうか?社会貢献にもなっているなと考えると、軽い気持ちで調べましたがなんて感慨深い…。