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【終末時計】なぜ100秒?一体誰が決めるのか?今までの時刻の推移とともに徹底調査!

こんな気になるニュースが話題になっています。

米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は23日、核戦争発生の危険性などを評価し、地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「終末時計」の最新時刻を過去最短の100秒と発表した。

出典:https://www.nikkei.com/

単純に「100秒てどゆこと?」と書いてるそばから終わってんじゃん。少々意味不明だったので早速この終末時計について調査してみました!

『終末時計』とは?

そもそもこの終末時計って何?という疑問。前述の引用文であったとおり地球最後の日までの残りの時間を示すもの。

終末時計は時計を4分の1サイズにカットされた形で、0時(終末)まで「あと何分なのか?」と言うのを【象徴的】に示しています。

世界情勢などで現在の地球がどれだけの危機にさらされているのか、と言うのを時刻で表し危機感を煽っているわけですね。

「くだらない!」や「意味ない!」なんて意見も多くありますが、危機的状況という部分では我々も気にした方が良いのではと思います。

いずれにせよ実際にどうこうなるわけではないので、逆に「なんでその時刻なの??」といった疑問が生まれてきます。

2020年はなぜ100秒なのか?

今回は【核戦争発生の危険性などを評価】した結果、過去最短の残り100秒になったそうです。

中距離核ミサイルの全廃条約の失効による核軍縮への不信感や、アメリカとイランの対立の激化、それにアメリカと北朝鮮の核・ミサイル問題についての交渉の停滞や宇宙やサイバースペースを舞台にした新たな軍拡競争の激化などで世界的に軍事的な緊張が高まっているため。

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/

これに加え気候変動に対する危機感の指摘もあり、各国の関心が低く効果的な対策がとられていないことも理由の一つとなっています。



『終末時計』は誰が決めるの?

終末時計は米誌『原子力科学者会報(Bulletin of the Atomic Scientists)』が毎年発表します。

そして同会報の科学・安全保障委員会 (Science and Security Board) が、ノーベル賞受賞者ら専門家がなどから助言を受けその残り時間を決めています。

核の脅威や地球温暖化の深刻さなど過去1年の世界情勢に基づいて時刻が決められるわけです。

1947年に初めて公表したころは、その時点での世界状況に応じて各方面の専門家の助言を元に決定していたそうです。

『終末時計』今までの時刻の推移

  • 1947年:創設時【7分前
  • 1949年:4分進む【3分前】ソビエト連邦が核実験に成功。核兵器開発競争の始まり。
  • 1953年:1分進む【2分前】アメリカ合衆国とソ連が水爆実験に成功。
  • 1960年:5分戻る【7分前】アメリカとソ連の国交回復。パグウォッシュ会議の開催。
  • 1963年:5分戻る【12分前】アメリカとソ連が部分的核実験禁止条約に調印。
  • 1968年:5分進む【7分前】フランスと中華人民共和国が核実験に成功。第三次中東戦争、ベトナム戦争、第二次印パ戦争の発生。
  • 1969年:3分戻る【10分前】アメリカの上院が核拡散防止条約を批准。
  • 1972年:2分戻る【12分前】米ソがSALT IとABM条約を締結。
  • 1974年:3分進む【9分前】SALT Iに続く米ソの軍縮交渉難航、両国によるMIRVの配備。インドが最初の「平和的核爆発」に成功。
  • 1980年:2分進む【7分前】米ソ間の交渉が停滞。国家主義的な地域紛争。テロリストの脅威が増大する。南北問題。イラン・イラク戦争。
  • 1981年:3分進む【4分前】軍拡競争の時代へ。アフガニスタン、ポーランド、南アフリカにおける人権抑圧が問題に。
  • 1984年:1分進む【3分前】米ソ間の軍拡競争が激化。
  • 1988年:3分戻る【6分前】米ソが中距離核戦力全廃条約を締結。
  • 1990年:4分戻る【10分前】東欧の民主化。冷戦の終結。湾岸戦争。
  • 1991年:7分戻る【17分前】ソ連崩壊。ユーゴスラビア連邦解体。
  • 1995年:3分進む【14分前】ソ連崩壊後もロシアに残る核兵器の不安。
  • 1998年:5分進む【9分前】インドとパキスタンが相次いで核兵器の保有を宣言。
  • 2002年:2分進む【7分前】前年にアメリカ同時多発テロが起こる。アメリカがABM条約からの脱退を宣言。テロリストによる大量破壊兵器使用の懸念が高まる。
  • 2007年:2分進む【5分前】北朝鮮の核実験強行。イランの核開発問題。地球温暖化の更なる進行。
  • 2010年:1分戻る【6分前】バラク・オバマ米大統領による核廃絶運動。
  • 2011年:1分戻る【6分前】バラク・オバマ米大統領による核廃絶運動。
  • 2012年:1分進む【5分前】核兵器拡散の危険性の増大。福島第一原子力発電所事故を背景とした原子力の安全性への懸念。
  • 2015年:2分進む【3分前】気候変動や核軍備競争のため。
  • 2016年:変更なし【3分前】核開発に関する包括的な協定を結ぶなど評価があがるも、米ロ間の緊張の高まりや世界的な気温の上昇を懸念。
  • 2017年:30秒進む【2分30秒前】ドナルド・トランプ米大統領が核廃絶や気候変動対策に対して消極的な発言。
  • 2018年:30秒進む【2分前】北朝鮮が行っている核開発の影響による核戦争への懸念。
  • 2019年:変更なし【2分前】核兵器と気候変動による重大な脅威を懸念。
  • 2020年:20秒進む【100秒】核兵器と気候変動による重大な脅威を懸念。

出典:Wikipedia

まとめ

終末時計ってこんなに歴史があるものだったんですね。ソ連が崩壊した1991年の17分前が一番平和に近かったんですかね。

意味があるのかないのかについては、これによって何らかの影響があれば価値がありますけど…

せいぜい地球温暖化のためになんらかの行動を起こすくらいで、核兵器廃絶なんてどうしようもなくないですか?(笑)これは各国のトップに尽力していただきたいものです。

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