みなさんは思い出の曲や、ずっと記憶に残っている曲ってありますか?
特に10代の頃に聴いていた曲ってなんか覚えていませんか?そして大人になってからもずっと名曲のまま。
今回はそんな私の個人的名曲をまとめ<心に残る名曲~女性シンガー編~>と題して勝手にオススメしたいと思います。※10代の頃の曲限定ではありません。
完全に独断と偏見ですが、共感していただけたり、みなさんにとっての新たな名曲が見つかれば幸いです。
心に残る名曲(平成初期編)
まずは1990年代~2005年くらいまでの平成初期の心に残る名曲をご紹介します!
YEN TOWN BAND『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』
こちらは数年前にCMソングとしても流れたので、聞いたことある方は沢山いるかと思います。charaさん主演の映画『スワロウテイル』内の架空バンド<YEN TOWN BAND>が歌う一曲。
実際にデビューもしておりオリコン・チャートで1位を記録した大ヒット曲で、charaさん自身のライブでもよく歌われる曲です。もともと精力的な活動はしていなかったものの、2015年に再始動をして新曲のリリースや各地イベントなどへ出演しているようです。
charaさんの唯一無二の歌声と世界観が絶妙にマッチしてる。
YEN TOWN BAND(イェン・タウン・バンド)とは、岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』(1996年9月14日公開)の劇中に登場する、主人公グリコがボーカリストをつとめる架空の無国籍バンド。また同バンド名義で実際にアルバムとシングルをリリースし、2003年と2015年にはバンドメンバーを揃えてライブも行っている
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My Little Lover『Hello Again ~ 昔からある場所 ~』
プロデューサーの小林武史さんは「少年が慣れ親しんだ場所を離れる際の痛みと希望」というイメージを語っており、青春の終わりを予感させるちょっぴり切ない一曲。
少年の気持ちを女性ボーカルが歌っているわけですが、まったく違和感なくマッチしており、akkoさんの独特な声質と透明感に惹き付けられます。
JUJUさんのカバーもすごく素敵。CM曲になっていたので若者にはこちらのほうが知られているかもね。
1995年にシングル「Man&Woman/My Painting」でデビュー。わずか3ヶ月の間に「白いカイト」「Hello,Again〜昔からある場所〜」と、後にMy Little Loverの代表曲となる3曲を連続リリースし、その年末にリリースした1stアルバム「evergreen」がダブルミリオンのセールスを記録し、トップアーティストとして鮮烈なデビューを飾る。
https://mylittlelover.net/
Hysteric Blue『春〜spring〜』
ヒスブルは当時人気絶頂だったジュディマリと比べられることが多く、また不運も重なりました。
この曲は未来への期待と切なさをたっぷり詰め込んだ歌詞で、出会いと別れの季節を初々しく表現しています。春は切なさだけじゃない、前進しようとする強い気持ちが湧いてくる曲。今聴いてもとっても新鮮に感じますし、私の中では春と言えば絶対に思い浮かべる一曲です。
本来はもっともっと人気が出て長く続いても良かったバンドだと思う。Tamaちゃんの伸びやかな歌声は聴いていて心地よくて《歌が好きー》で突き抜ける感じがたまらんのよ。
後継バンド<Sabão(シャボン)>も今は活動休止になり目立った活動はしていないようですが、Tamaちゃんが今でも音楽を続けてくれてたら嬉しいです。
Hysteric Blue(ヒステリック・ブルー)は、かつて活動していた大阪府出身の日本のロックバンド。略称はヒスブル。
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the brilliant green『There will be love there -愛のある場所-』
ドンピシャ世代には外せない名曲ではないでしょうか?小室ファミリーやモー娘。なんかが流行っていた当時、女性ボーカルでこんなにクールなバンドも珍しかったです。
不安や迷いがありながらも、そこを突き進んで真実と向き合おうとする前向きな一曲。《全てに立ち向かう強さをください》と神に祈る感じとかPVも神秘的な印象も◎。
元々ライブ活動をあまりやらないバンドではありますが、目立った活動が少ないのはやっぱり寂しい。いつかは愛する一人のために生きてゆきたいものですね…。(は?)
the brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)は、日本のロックバンド。略称は「ブリグリ」。所属レコードレーベルはワーナーミュージック・ジャパン、所属事務所はナインティワン。
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椎名林檎『丸の内サディスティック』
妖艶でセクシーでそれでいてカッコいい日本のロックスター椎名林檎さん。女性のロックでここまで突き抜けている方はなかなか思いつかないです。
この曲は丸の内線を巡るストーリーとリッケン、ラット、グレッチなどギターの名称が出てくるのもポイント。彼女が敬愛するベンジーや、そのバンドであるブランキーの楽曲『ピンクの若いブタ』から《ピザ屋の彼女》という詞が引用されています。
※動画は東京事変。
実は元は英語詞で、語感の良い日本語に変更したらしい。歌詞の世界観もめちゃくちゃ面白い。ベンジーにグレッチで殴られたい気持ちはちょっとわかるよね。
1978年11月25日生まれ 午年 福岡市出身。1998年にシングル「幸福論」でデビュー。 自作自演の音楽家。2004年から2012年まではバンド・東京事変の一味としても活動。作編曲家として、他の歌い手へや、広告・映画・舞台などへも書き下ろしている。2009年、平成20年度の芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2018年5月27日、デビュー20周年を迎えた。
https://www.kronekodow.com/index.php
心に残る名曲(平成後期編)
ここからは令和手前までの平成後期の心に残る名曲をご紹介します!
阿部芙蓉美『開け放つ窓』
そよ風のように囁くウィスパーボイスが特徴の阿部芙蓉美さん。こちらはハウスメイトのCMソングとして注目を集めた楽曲なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
ひとりぼっちの部屋から《連れ出してほしい》と願う歌詞。孤独や不安はあるものの、決して悲しみに満ちている雰囲気ではなく、ただ窓を開け放ち希望がやってくるのを待っている穏やかなイメージです。
まず優しくて繊細な歌声が癒し。そして胸につかえたものを吐き出すように深呼吸をしたくなる、いろいろあるけど肩の力を抜いて「ぼちぼち頑張るか」と思える一曲。
日本のシンガーソングライター・歌手。北海道稚内市出身。2007年3月、ミニアルバム『ミニアルバム』で3rd Stone RecordsからCDデビュー。6月、シングル「群青」でFOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENTよりメジャーデビュー。
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中村中『裸電球』
デビュー曲『汚れた下着』も衝撃的でしたが、曲に込められた彼女ならではのストーリー設定がとても心に残るシンガー中村中さん。
実はこの曲は『リンゴ売り』という曲のアンサーソング。リンゴ売りでは孤独や寂しさから誰でも良いから相手に求め続ける主人公でしたが、裸電球では相手への愛情が芽生えており、誰かに癒しを求める側から癒してあげたいという気持ちへと転じています。
昭和っぽい哀愁漂う曲調が素敵な一曲。人物の口調とかも時代を感じられるし、この曲で昭和を舞台にした映画一本作れるくらい妄想できる。
歌手、作詞作曲家、役者。1985年6月28日生まれ。東京都墨田区出身2006年6月にシングル「汚れた下着」でメジャーデビュー。劇伴、主題歌制作も行う。
https://ataru-atariya.com/
HAPPY BIRTHDAY『あの子の彼氏』
ハッピーバースデイの曲は女の子の想いをリアルに表現していて、実際にはなかなか上手くいかない恋模様を美化せず綺麗事でまとめない感じが最高!
元カレを【あの子の彼氏】って遠回しに表現していて「私のことなんか思い出さなくていい」といいつつも未練たっぷりでリアルすぎる一曲です。
切ないのはもちろん、ベタベタなのがいいの!定番のラブソングとか失恋ソングが陳腐に思えてしまうくらいリアルな一曲。全部さらけ出したらこれぞ恋愛こじらせ系女子の本音だと思う。
「負けるな女の子!」という独創的なメッセージ゛を、届け続ける二人組ガールズバンド゛HAPPY BIRTHDAY。芝居を取り入れたライブや、メンバー2人でラップを行う等、二人組という特性を活かした個性的な活動を行っている。現代女子の気持ちを代弁した歌詞、ヴァラエティに富んだサウンドは、ポップロックから、誰もが共感できる涙バラードまで。
http://www.happybirthday1988.net/
黒木渚『はさみ』
歌唱力はもちろん小説家デビューもされているだけあって、独特で心に刺さる言葉のセンスが素晴らしいシンガー黒木渚さん。
お互いをはさみの刃に見立て、交差することで一つの“はさみ”になる。勇気はないけれど思い切って刃を相手に向ける(そこに飛び込む)ことで世界が変わることを予感し葛藤しているように感じ取れます。
ちょっとゾクッとする「はさみ」というワードですが、そこには繊細な人間関係が綴られています。
はさみが肌に触れる瞬間のひんやりとした感覚は、ときとして熱を帯びた火傷のような痛みにも似ている。触れ合うことで生まれる化学反応みたいなものを予感させるところも素敵!
独特の文学的歌詞で、女性の強さや心理を生々しく歌い上げる、孤高のミュージシャン。小説家。宮崎県出身。全ての作詞作曲をつとめる。2010年12月、自らの名前を掲げたバンド“黒木渚”を結成。
2012年12月、血まみれのミュージック・ビデオが音楽ファンの度肝を抜いた「あたしの心臓あげる」でデビュー。各方面で話題となり、「SUMMER SONIC」や「COUNTDOWN JAPAN」と大型フェスにも出演するが、わずか1年でバンドは解散。
2019年7月、光文社より4冊目となる新作小説「呼吸する町」を刊行。同年10月、4年ぶりとなるフルアルバム「檸檬の棘」のリリースする。
https://www.kurokinagisa.jp/
阿部真央『貴方の恋人になりたいのです』
高音でもまったくパワーが落ちない安定さを誇る阿部真央ちゃんの2ndシングル。彼女の力強い歌声が存分に発揮された一曲です。
「彼女はいますか?」「バイトはなんですか?」と片思いの相手が気になるけど、深入りして嫌われたくないという複雑な乙女心もあり。でも恋人になりたいのです。
ガツンと響いてくるのは、阿部真央ちゃんだからこそ。《夏はあなたと落ち合って、一緒に花火を見たい》なんて可愛くない?花火見れると良いね!←
2009年1月21日アルバム『ふりぃ』でデビュー。等身大でリアルのみを綴った歌詞と、バラエティに富んだ楽曲毎に変化する、表現力豊かなヴォーカライゼーションは高く評価され、同世代の女性を中心に幅広い層からの支持を得るシンガーソングライター。
https://abemao.com/
デビューイヤーから夏フェスの大舞台でのライブに出演し、その圧倒的な存在感をともなったライブパフォーマンスも高く評価される。
吉澤嘉代子『残ってる』
朝帰りの女性が一夜の思い出に浸り、名残惜しむ切ない心情が綴られています。相手は憧れの存在であって、やっと近づけたものの朝になったら「はい、さようなら」で一夜限りの関係であったように想像できます。
いつまでもこびりついて離れない温もりや感覚が、何度もその瞬間へと引き戻す。昨日のまま、今日を迎えられずにいる女性のリアルさが印象的です。
幼さの残る歌声と内容とのギャップも◎。
終わりであったにもかかわらず、相手への想いはどんどん湧き上がり溢れるばかり。狼煙あげちゃってるもんね…。
1990年、埼玉県川口市生まれ。鋳物工場育ち。
https://yoshizawakayoko.com/
ヤマハ主催「Music Revolution」でのグランプリ・オーディエンス賞のダブル受賞をきっかけに2014年メジャーデビュー。バカリズム作ドラマ「架空OL日記」の主題歌として「月曜日戦争」を書き下ろす。2ndシングル「残ってる」がロングヒットする中、2018年11月7日に4thアルバム『女優姉妹』をリリース。
2019年11月30日にデビュー5周年記念コンサート「吉澤嘉代子のザ・ベストテン」を開催。
2020年5月5日に「吉澤嘉代子の日比谷野外音楽堂」を開催する。
まとめ
いかがでしたか?同年代には共感を、若者世代にはぜひ聴いてもらえたらなと思います。「こんなのみんな知ってるよ!」って感じだったらごめんなさい。
それにしてもライブ行きたくなるー!
青春時代はもちろん社会人になってからも、その時々に聴いていた曲が各々あると思いますが、懐かしくなって昔好きだったミュージシャンのライブにふらっと行ったりするとめちゃくちゃ感動したりするんですよね〜。
ここで紹介したミュージシャンは他にも名曲を沢山リリースしていますので、掘り出してみるのも良いかと思います。
みなさんにとっての名曲もぜひ教えてくださいー!